ザゼン草群生地 市指定天然記念物

公開日 2024年03月04日

  • 指定年月日 昭和47年8月1日
  • 所在地 大田原市北金丸1708
  • 所有者 大田原市
  • 面積 1398平方メートル

 ザゼンソウはサトイモ科、山中の湿地に生える多年草で、ややミズバショウに似ています。開花期は2月から3月です。葉が伸びるより先に開花しますが、この紫色のドームは花を守る苞(ほう)で、内側の黄色い卵球形のものが小さな花の集まりです。花の形が座禅を組む僧の姿に見えることが名前の由来とされ、開花時期に花の部分が発熱するという珍しい特徴があります。

 近年、湿地帯が激減してきている中でザゼンソウが群生している状態は珍しく、群生地は2月から3月に一般公開しています。このような田んぼに囲まれた群生地では周辺環境の変化に大きく影響されることがあり、現在、ザゼンソウは減少傾向にありますが、地元を中心に再生に向けた取り組みが行われています。

開花数調査結果

令和6年3月3日(日曜日)
開花数159株、芽193株、合計352株

  ザゼン草群生地.jpg

  ザゼン草.jpg ザゼンソウ

地図

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