木造観世音仏立像(もくぞうかんぜおんぶつりゅうぞう) 市指定有形文化財(彫刻)

2017年5月2日
  • 指定年月日 昭和46年2月12日
  • 所在地 大田原市堀之内120 御堂地観音堂
  • 所有者 御堂地観音堂
  • 員数 1躯
  • 製作年代 鎌倉時代
  • 大きさ 像高140センチメートル 面長30センチメートル 肩幅32センチメートル 台座高45センチメートル 光背の高さ215センチメートル

 鎌倉時代の作と伝えられ、作者は不明です。

 深い慈愛の温容で、眼や口唇には少女かと思わせる優しさが表れています。光背も、技巧的に優れたものです。

 御堂の傍らには「下野国百ヶ村西国六番巡礼札処」と刻まれた元文5年(1740)7月建立の石灯篭があります。

 大関増業(ますなり)の編述になる「創垂可継(そうすいかけい)」(県指定文化財)所収の「封域郷村誌(ほういきごうそんし)」巻4に「堀之内村ニ御堂地と言所あり、今ハ観音を安置す」と記されています。久寿(きゅうじゅ)2年(1155)、三浦介(みうらのすけ)が総大将となって狐狩をし、その時の妾(めかけ)が三浦介帰洛後、この地に留まって尼法師となり、梅雪尼(ばいせつに)と称したといいますが、本像については、梅雪尼が奉安したという可能性も残ります。

 

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