紙本著色黒羽城郭(居館)の図(しほんちゃくしょく くろばねじょうかくきょかんのず) 市指定有形文化財(歴史資料)

2017年5月2日
  • 指定年月日 平成13年6月21日
  • 所在地 大田原市黒羽田町450 大雄寺(だいおうじ)
  • 所有者 大雄寺
  • 員数 1幅
  • 製作年代 江戸時代
  • 大きさ 縦154.5センチメートル 横256.4センチメートル
  • 形状 軸装 

 黒羽城郭図には、この図の他、天保8年(1837)9月に小泉斐(あやる)が描いた「黒羽城鳥瞰図(ちょうかんず)」(市指定文化財)があり、両図を比較すると、本城(本丸)と北城(二の丸)の居館などの配置に相違が見られます。

 また、この図には、本城から各地への里程も記されており、その中に「八里拾丁黒羽領板室江」とあります。ここで板室は黒羽領とされていますが、芳賀郡下深沢村の内590石の地と板室村・須佐木村中組とが村替えにより後者が黒羽藩領となったのは、文化8年(1811)11月9日のことでした。そしてその後、文政5年(1822)10月、黒羽城の本丸が火災により焼失しています。「黒羽城鳥瞰図」がこの焼失後に再建された本丸の姿を描いたものとすれば、居館等の配置に差異がある本図は、村替え後の文化8年11月以降、文政5年10月までの間に作られたものと思われます。「黒羽城鳥瞰図」より古い時期の黒羽城を知る上で重要な資料です。

 

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