板絵著色 十六羅漢図(いたえちゃくしょく じゅうろくらかんず) 市指定有形文化財(絵画)

2017年5月2日
  • 指定年月日 平成13年6月21日
  • 所在地 大田原市黒羽田町450 大雄寺(だいおうじ)
  • 所有者 大雄寺
  • 員数 16面
  • 製作年代 江戸時代
  • 大きさ 縦128.5センチメートル 横63.0センチメートル

 大雄寺本堂に掲げられる杉板に描かれている十六羅漢図です。羅漢とは悟りの境地に達した聖者を意味し、十六羅漢は永らく現世に留まり、仏法を護り広めることを誓った16人の仏弟子のことです。

 羅漢図については、10世紀末に十六羅漢図が中国からもたらされたことを契機として、我が国にも羅漢信仰が広まり、羅漢図も製作されるようになりました。羅漢図には、3つの様式があり、平安時代の国風化の影響で成立した和様と、中国五代の僧禅月貫休が創始者とされる禅月様(ぜんげつよう)、さらには鎌倉時代以降の宋元画の影響下で展開した李龍眠様(りりゅうみんよう)です。本作品は、禅月様です。

 本羅漢図の第八尊者「伐闍羅(ぱじゃら)弗多羅(ぷたら)尊者」図には「大宮大宮司甲斐守従五位下藤原朝臣光定画、文化己巳秋日」との墨書があります。甲斐守従五位下藤原朝臣光定とは、当時「大宮」(現中野内の温泉神社)の大宮司であった小泉斐(あやる)のことで、「文化己巳」は文化6年(1809)です。本十六羅漢図は、小泉斐が門人たちを補助として当たらせ完成させた優れた絵画です。

 

      
賓度羅跋囉惰闍(ぴんどらばらだーじゃ)尊者        迦諾迦伐蹉(かなかばっさ)尊者

      
迦諾迦跋釐堕闍(かなかばりだじゃ)尊者        蘇頻陀(すびんだ)尊者

      
諾矩羅(なこら)尊者              跋陀羅(ばだら)尊者

      
迦哩迦(かりか)尊者              伐闍羅弗多羅(ぱじゃらぷたら)尊者

      
戌博迦(くばか)尊者              半託迦(はんたか)尊者

      
羅怙羅(らごら)尊者              那伽犀那(ながせな)尊者

      
因掲陀(いんがだ)尊者              伐那婆斯(ばなばす)尊者

      
阿氏多(あじた)尊者              注荼半諾迦(ちゅだはんたか)尊者

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