銅造阿弥陀如来及び両脇侍像

 片府田の宝寿院に保管されている銅造で中尊となる阿弥陀如来と脇侍の観音菩薩、勢至菩薩からなる来迎の三尊仏。像の高さは中尊が42センチメートル、両脇侍が27センチメートル。

 中尊の背面には「文安二年乙丑四月八日為逆修善根道音禅門敬白新善寺□□丁神国門徒敬白」と陰刻銘があり、文安2年(1445年)に新善寺の一門徒が寄進したものであることがわかります。脇侍は八角の宝冠をつけているので、善光寺式阿弥陀三尊とみられています。

 中尊の背が大分猫背になっている点、観音の膝が一段と前かがみになっている点などから、室町時代に鋳造された仏像と考えられています。なお、全体に金箔の名残が認められます。