釈迦涅槃図

佐良土(さらど)の法輪寺に保管されている縦3.4メートル、横3.2メートルの仏画。「文化五年大歳次、戊辰冬十月吉日 下野檀山小泉斐 謹書 門人加賀隠士犀川匈敬着色」の奥書があり、文化5年(1808年)小泉斐が描き、犀川匈敬が着色した力作であることがわかります。

小泉斐は、現在の芳賀郡益子町に生まれ、黒羽くろばねにある鎮国社の宮司となった人物で、特に傑れた鮎図を描く南画家として知られていますが、着色をした門人については不明です。

この釈迦涅槃図は悲哀に沈む人間の表情がよく描写されており、通常は描かれない猫までも描かれている珍しい仏画です。