大捻縄引き

佐良土(さらど)の仲宿・田宿・古宿の3地区に伝承されている綱引き行事で、毎年8月に行われていました。民俗学上「盆綱引き」と呼ばれるものの一種で、栃木県内では現存するものとしては唯一です。(現在の実施は不定期です。)
14日の早朝から準備が始まります。まず、事前に集められた稲ワラで「ヒックビレ」といわれる小さなワラの束を作り、続いてヤグラあるいは大木の又に下げて縄を捻りあげていくと、直径が50センチメートル、長さが50メートル余りにもなる大縄ができあがります。
いよいよ午後8時、佐良土(さらど)宿内を抜ける道路上で、内外から集まった老若男女の見守る中、当番宿と残り2地区の対抗戦で綱引きが始まります。この綱引きに引き勝てばその地区は豊作、無病息災が約束されるとして、引き合う姿はまさに真剣そのものです。
この行事の起源は定かではありませんが、永正17年(1520年)白河城主結城義永と福原城主那須資房が箒川沿いで合戦をした折、箒川の崖で両軍が縄の引き合いをしたことが始まりと伝えられています。なお、この行事に使用された縄は、8月27日に行われる大字佐良土(さらど)の鎮守諏訪神社の奉納相撲の土俵として利用されます。
登録日: 2008年10月16日 / 更新日: 2008年10月16日




